da-ra’s blog

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沖縄発 東京行 ANA 468便の緊急脱出時の大役を任されたが、僕には荷が重すぎた話

こんにちは~

だーらです。

 

先ほど、石垣島への家族旅行から帰ってまいりました!!

 

 

その帰り道、飛行機内で起こった出来事に問題意識を持ち、解決策まで思いついたので、書いてみたいと思います。

 

題して、

「沖縄発 東京行 ANA 468便の緊急脱出時の大役を任されたが、僕には荷が重すぎた話」

です!

 

 

 

 

ボーイング777-300、席は非常口のすぐ隣

今回僕らが乗った飛行機は、

ボーイング 777-300 という機体だ。

ãã¼ã¤ã³ã°777-300ã¤ã¡ã¼ã¸

 

514席を備えたこの機体は、ANAジェット機の中で最大の乗客輸送力を持つ。

夏の沖縄東京便ということもあって、この日も機内は家族連れであふれる。

 

 

僕ら家族(の内、僕・妹・父)が座ったのは、11A,B,C。

まさに非常口に接した席で、自分たちの前には席はない。

 

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まあ、足も伸ばせそうだし、

CAさんともご対面できるし(??)、

良い席かな~

 

と思っていたその時、とんでもない指令がふってきた。

 

 

 

 

 

緊急脱出時の援助をお願いします!

全ての乗客の搭乗が完了したあたりだろうか、

CAさんが僕らに話しかける。

 

「こちらの席に座られたお客様には、緊急脱出時に、私たち乗務員のお手伝いをしていただくこととなっております。

こちらの注意事項でご不明な点はございますか?

 

 

 

 

 

うん????

 

 

 

 

 

いやいや待ってくれ!

 

 

 

 

 

まずこちらの注意事項って何????

 

 

 

 

 

 

その注意事項がかかれたしおりは、座席のポケットに入っていた。

 

いやいや、まだ読んでねーし!!

 

 

「あ、そのしおりまだ読んでいないので、見てもいいですか?」

と父。

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ざっと目を通す。

CAさんを待たせている焦りから、ほとんど頭に入ってこない。

し、言葉で説明されても、実際の行動のイメージはつかみにくい。

 

 

CAさんはずっとこちらの返答を待っているようだ。

とりあえず、

「承知しました。大丈夫です。」

と返答。

 

CAさんは僕らの返答を聞き、

何事もなかったように仕事に戻る。

 

ドアが閉まり、飛行機は滑走路へと動き始める。

僕は注意事項を精読し始める。

 

 

 

 

 

技能的にも精神力的にも自信無し

  1. 乗務員が非常口を完全に開放するまでの間、他のお客様を制止すること
  2. 乗務員の指示に従い、機外が安全であることを確認して非常口を操作し開放すること
  3. 脱出スライドが膨らんだ後、他のお客様を速やかに脱出させること
  4. 脱出スライドまたは脱出口下において後から脱出する他のお客様を援助すること
  5. 速やかに機体から離れて遠くへ避難するよう声をかけること
  6. その他(必要に応じ、乗務員が具体的に指示させていただきます)

 

ミッションとしては、他の乗客へ呼びかけ、動きを指示するものが多いようだ。

水上に不時着して、自分も他の乗客も気が動転している中で、どう適切な呼びかけをするのか。

加えて、2だが、非常口の開け方などわからない。

 

 

 

仮に僕にこれらのミッションを遂行するスキルがあったとしても、

緊急事態で責任を持って役割を果たす自信などさらさらない。

 

水上に不時着し、水が機内に流れ込んでいる状況で、

他の乗客が避難する誘導を、機内にとどまり行うことなど、どうして僕にできるだろうか?(反語)

 

 

これでは、無能な緊急脱出援助員のせいで、

脱出口で混乱が生じ、逃げ遅れる人が出るかもしれない。

 

僕のせいで、ハドソン川の奇跡も奇跡ではなくなってしまう。

 

 

 

 

ああ、ごめんなさい。

 

 

 

乗客の皆、

 

エメラルドの海の色を、

ハイビスカスの鮮やかな赤を、

三線の音色を、

ちんすこうのほのかな甘さを、

水牛車に揺られる感覚を、

心優しい人々を…

 

まぶたを閉じて、思い出してほしい。

この飛行機が墜落して、脱出にてこずって帰らぬ人となる前に…

 

 

 

 

 

問題提起と提案

CAさんとのこのやり取りは、余りにもタテマエ過ぎる

免責事項のながーーい文章をすっ飛ばすのとは、ことの重要さが違うんだよな。

 

人の生死を左右するかもしれないんだぞ!

 

「事前に説明し、確認はとっていました。」

とするのは、無責任ではないか!!

 

 

 

 

そこで、僕が提案するのはこちらだ。

 

この席には、避難誘導の講習を受けた乗客のみが座ることができる。

そして、この席の料金は他の席に比べてやや安く設定される。

 

 

 

どうだ!

こうすれば、脱出援助者の質は現状よりは担保される。

 

もし、講習の運営に費用がかかるなら、講習費を徴収すればよい。

それでも、飛行機に頻繁に乗る人には利益が出るように割引金額を設定することだ。

 

僕ら一般乗客は、これらの席に座る人に一目を置く。

その席に座る人は、その視線を感じ、承認欲が満たされる。

 

 

 

悪くない。

 

 

 

空の旅が、より安全になることを祈っている。

 

 

 

 

最後に、いい感じの写真をはっておきます。

 

玉取崎展望台

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石垣鍾乳洞

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竹富島 展望台から

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竹富島 水牛車

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シーサー

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以上です☺