座右の銘:『迷ったらGo』で休学したり、彼女ができたり。
こんにちは!だーらです。
現在僕は、エジプトに向かう飛行機の中!
mocOS Mojaveにアップデートして追加されたダークモードに設定し、消費電力と周囲への光漏れを抑えながら、カチカチうるさいバタフライキーボードを最小限の力で叩いています。
1円も払わずにエジプト旅行とか最高ですか!?やはり家族旅行には来るものですな。
さて、今回のテーマはこちら!
座右の銘:『迷ったらGo』で休学したり、彼女ができたり。
お楽しみください~!
『迷ったらGo』
僕の座右の銘、大事にしている行動指針です。
これ、僕が編み出した言葉ではなく、親友のこーち(よく出てくるやつ)がよく口にしている言葉でした。
…リズムが良く、耳に残りませんか?!
こーちが「迷ったらGoだから!ww」と、風を切るように吐き捨てていたのが印象的です。
さて、『迷ったらGo』とはどういう意味か。
僕の中では、
「相反する2つの物事の合間に挟まれたとき、どちらかというと無難ではないけれど、ちょっとワクワク面白そうな方の選択肢を取ろう!」
だと解釈しています。
そんな『迷ったらGo』に突き動かされ、僕は大きな決断をしたり、素敵な人と出会うことができたりしました。
故事成語みたいにカッコいい座右の銘ではないので、例えば将来有名になってインタビューされて、「座右の銘はなんですか?」と言われたときに、「迷ったらGoです!!!」と答えてもいまいちキマらないですが、
それでもステキな言葉だと思うので皆様に贈りたいと思います!☺
『迷ったらGo』で休学します!
プロダクトが作れるようになりたいなーという思いに動かされた決断です。
詳しくは、↓こちらにまとめてあります。
実はこの決断は、正直言うとそこまで迷ったわけではないのですが、それでも簡単にはできない決断でした。
学科同期と1年ずれてしまうわけだし、今まで積み重ねてきた学習から方向性的には外れるわけだし。
でもそんなの関係無いかぁっ!!
「今までこういう人生を歩んで、これだけのコストをかけて、これだけの結果を出してきたわけだから、この選択肢が最適だ」
というのは確かにあるわけだけれども、それは客観的に見た「最適」なだけであって、「今の僕」にとっての「本望」とは限らないのだから。
『迷ったら』の「迷う」理由は、ここでは、「最適だが本望ではない」と「最適ではないが本望」の板挟みにあったからです。
思い切って後者の決断をできたのは、この座右の銘のおかげだ!と思っています。
※ 本来なら、この2つで板挟みにならないことが理想なのです。
板挟みになる原因は、「人間の興味は変わってしまう」ということと「徹底的に自分を分析し、選択肢を調べ上げた上で選択をする、ということを怠った」ことだと思います。
※ また、この世の中には、
①「板挟みにならない幸せな人間」
②「板挟みになる不幸せな人間」
③「やりたいことが定まらない人間」
の3種類がいて、その上でさらに②が「迷ったらGoする人間と、しない人間」に二分されるのだと思います。
やりたいことなんてそうそう決まらないので、僕はずっと③を生きてきたし、これからも戻るし、なんなら今も③を兼ねています。
その意味で、人生とは、「やりたいこと探し」だと思います。
『迷ったらGo』で彼女ができた!
ぷわ~~
こんなところで書くのは気が引けますが、やっぱタイトルに入れたらキャッチーだよな~、リンク踏む人増えるよな~、と思って入れました!(許可取って)
隣に座る妹が画面を覗き込まないかヒヤヒヤしています。
ではでは、にやけながら馴れ初めを話していくと…笑
その人とはカナダの短期留学中に出会いました!(何してんねん!)
その出会いがまさに『迷ったらGo』だったなと思うのです。
まず前提として、そのプログラムには、日本人はあまり参加していませんでした。だから、日本語が聞こえてくると「おっ!」となりました。
ある日僕は、いつも通り外出から寮に帰り、2階の部屋へ戻ろうとしました。
階段を上る手前にラウンジがあり、そこには女の子が2人ほどいるようでしたが、話している内容は聞こえてきませんでした。
2階についたところで、吹き抜けになっているラウンジから笑い声が聞こえてきました。
「え??めっちゃ日本人っぽい笑い方なんですけど!!」
それから1分間くらい、2階のガラス窓に耳をはり付けて、うっすら届くラウンジの会話を聞いていました。
「おいこれ、日本語じゃん!!」
しかし、迷います。
「いやでもなー、『日本人ですか?』なんて女の子2人に男子が話しかけに行くなんて気がひけるよな…。しかもわざわざ階段降りてまで。でもなー、普通に話したいしな。う〜〜迷う〜〜。」
その時、迷える青年に神はささやきかけます。
『迷ったらGoだよ』、と。
…だよな!!せっかく出会った日本人だ、話しかけないでどうする!!!
嗚呼、アーメン。嗚呼、アーメンアーメン僕イケメン!!!(ここで根拠の無い自信に襲われる)
思い切って話しかけたら、その2人は郊外のアウトレットに行くところらしく、でも英語とか交通手段とかが不安で、Facebookで僕が東大だって知っていて、そいでもって予定なければ一緒に来てほしい、って???
嗚呼、神は死んでない。
ニーチェさんよ、もし神が死んだと仮定してみようか。するとどうだろう、それは僕がこの運命的な出会いをしたという事実に矛盾する。よって神は存在するのだ!!!
さてさて、僕は今回、いわゆる「恥ずかしさ」や「変な人と思われるのが怖い」みたいな感情と、「話しかけたい!」という感情の板挟みになった。
まあ、無難な選択肢は、話しかけず自分の部屋に戻ること。トラブルは一切起こらない。でも、せっかくの機会だし!、自分の心に従って!、迷ったらGoしてみるもんだな〜、と思いました!!
冷静に分析すると、『迷ったらGoしない』方が良いのではないか?論
今回は、『迷ったらGo』した結果、ハッピーになった!というストーリーを紹介しました。
でも、冷静に分析してみると、『迷ったらGo』が必ずしも正しいとは限らないです。
たまたま『迷ったらGo』していい感じになった事象が目立っているだけで、気づきにくいけど『迷ったらGo』してないことで人生うまく回ってることの方が多いじゃん!!ということです。
例えば、数ヶ月前に「そんなに好きかわからないけど、今告白したら付き合えそう…」という人に対して告白しなかったおかげで、今の彼女と付き合えている、ということを考えると、数ヶ月前に、迷って、でもとりあえず告白してみるか!!みたいな行動をとらなくてよかった〜と、今は結果論的に思っているわけです。
この現象を考える上で、「宏観異常現象」という現象に対する考え方のアナロジーが使えるので、今学期木曜4限に開講されていた授業内容を基に話を進めてみます。
4分割表を考えよ!
大きな地震が起こったとき、一見関係なさそうだが、その現象を予知しているかのように考えられる現象のことを「宏観異常現象」と呼びます。
例えば、大地震に対して、そう言えばその直前に地震雲が見られた!、とした場合、地震雲が宏観異常現象に当たります。
(地震雲とは、地震の前後に特殊な形状の雲が観測される、と言われているものである。ただ、その様な雲と地震の発生の関連は、地球科学や気象学、そして一般的な科学としてほとんど認められていない。- Wikipediaより)
(こんな感じの変な雲)
…ありますよね、ガラスのコップが割れたから、今日は不吉なことが起こりそうだ、みたいな。
我々がこのように考えてしまうのは、実際に地震が起きたときの事ばかりが目立ち、記憶に残るから。事後的に、そう言えば◯◯が見られた!と振り返り、記憶に刻んでゆきます。地震雲が見られても地震が起こらないことの方が圧倒的に多いかもしれないが、そちらは目立たない、ので記憶に残らない。
そこで客観的に両者の関係を分析するために、4分割表を作成します。
「地震雲が見られた or 見られない」と「地震があった or 無い」の4通りの組み合わせの表です。
私達が着目しがちなのはAの部分。
でも、B(雲はあったけど地震は無かった)やC(雲は無いけど地震はあった)とかにもちゃんと焦点を当てないとダメですよね!という話です。
話はここから、オッズ比を考えて…と進みますが、一回ここでストップして、『迷ったらGo』に戻ります。
こちらの表を考えてみましょう。
休学や今回の彼女の例はAに当たりますが、数ヶ月前の女の子の例はCに当たります。
誰とも付き合ってない状態で「渋谷でナンパしてみようぜ!!」となったのに、チキってしなかったことはDかな。
僕は人をグイグイ鼓舞してモチベートするのが得意ではないのに、サークルのチーフを引き受けたのは微妙だったかな…と感じるときもあり、その場合その選択はBに当たります。
そう考えると、本当に『迷ったらGo』が正しいのかは分からない。
…正確に言うと、「確率的に」正しい決断となるのかは分からない。
正しい決断が出るかはわからないけれど、それでもなお、決断の方法としては、『迷ったらGo』は正しいものだと僕は思う。
それは、「おれは『迷ったらGo』で決断したんだ!!」と思うことそれ自体が、自分を勇気づけ、奮い立たせることになると考えるからです。
自分の決断を、自信を持って信じよう!
Goするということは、ポジティブな決断をする、ということ。
「やらない後悔よりも、やる後悔」とはよく言われたものです。
やってダメなら、それは自分の力が足りなかった、努力できなかった、そして、自分の「決断が間違っていた」と分かります。
でも、やらなかったら、やったときにどうだったか分からない。もしかしたら上手くいっていたのかもしれない。そして、自分の「決断自体が正しかったのか、間違っていたのか」さえも分かりません。
僕はプロダクトが作りたいと思いエンジニアになりたいと思うけれども、もしGoしなければ、自分がエンジニアに向いていたのかも分からない、プロダクトを作る喜びも辛さも分からない。一生、エンジニアってどうなのかな〜と思い続ける。エンジニアの才能や適正が無いと分かったわけでもなく、失敗したわけでもないからスッキリしない。それでは悲しいな、と思うんです。
だから、『迷ったらGo』。
そして、常にそれを座右の銘として刻んでおけば、自分の選択に自信を持てるし、失敗しても大きな心で受け入れられる。
「まあ、『迷ったらGo』でうまくいくと思ってたんだからしょうがないな。昔の俺は可愛いな。そいで、今日からどうするか!」と。
…そんな感じですかね!!
ああ語った語った。満足です!
そんな僕は、最近『迷ったらGo』しなかった
12月のとある二週間くらいの間に、僕は9社ぐらいのスタートアップに面接に行きました。
「東大生です!休学します!死ぬ気でやります!ちなみに作りたいサービスがあって、プレゼン資料見せますね!」と。
その中で、結構いい感じの会社が「Go」というプログラミング言語を使っていました。
まだ僕はあまり詳しくないので詳細には語れないですが、「Go」はGoogleが開発したプログラミング言語で、今メキメキ伸びてきているまさに時代の最先端をゆく言語です。メルカリなどもどんどんGoエンジニアを採用しています。
その会社のCTOの方から言われました。
「今はGoでしょ!!熱いよ!君も鍛えてあげるから、うちに来ない?」と。
しかし、僕は結局そこにはいかず、つまり「Go」はやらず、今のインターン先に残って「Ruby on Rails」をやることを決断しました。
理由は複数ありますが、
Railsはコミュニティもしっかりしていて初心者には学習しやすいから、とか、
世界的に人気が低下しているとはいえ、日本ではまだまだ支持されているから(Rubyの開発者が日本人だから、かな)、とか、
こーちが(現時点では)Railsエンジニアだから、とか、
そのインターン先に情があるから!!とか、です。
だから、すみません、僕、『迷ったらGo』しませんでした。笑
はい、最後はどうでも良い余談でした!
以上、本日は僕の座右の銘、
『迷ったらRails』についてでした!!!