池袋2050 僕らが考える駅まちとは~!?
こんにちは~、だーらです。
定期的に更新すると言いつつ、なかなか難しいことが分かってきた今日この頃です…
今回は、その理由の一つであった、とある授業の成果について、
高2の妹に話すつもりで(笑)
書いてゆきたいと思います!!
現地にも何度も足を運び、2回ほど徹夜もして仕上げたグループプロジェクト。
(with A、A、O、T、H、TA Sさん)
自分が池袋の駅まちを歩いている姿を想像しながら、お読みください。
「池袋2050 にぎわいが広がり、憩いがつなぐ街」
授業の趣旨
「豊島区を歩いて、何か課題を見つけて、解決プランを提案せよ!」
という、ざっくりしたもの。
コンセプトは2050年で、その時どうなるかとかを考えながら、
現状の課題とすり合わせて提案します。
現地で調査!!
①街路を見てみる
僕たちが主に対象にしたのは、池袋東口のこの地域↓
サンシャインシティに足を運んだ人は多いはず。
ショッピングとか水族館とか??
…だけど、そこが強烈に強くて、まちを歩いて楽しんだ~という人は、もしかして少なかったり…??
現地の街路を見てみると、下のようになってます。
皆さんがメインで歩くのは、サンシャイン60通り。
そこから横にのびる、A、Bの通りと、並行するCの通りに着目。
Aの通りは、賑わいがない。店も背を向けていることが多い。
Bの通りは、人通りはあるが、歩行者と車がしっかり分かれておらず、歩きにくい。
Cの通りは、割と広めで、美しさを感じる。しかし、街路樹の根本に、なんとも言えない島状の構造があり、座れないし歩けないし…と少し残念。
②ストーキングしてみる
実際に人々がどう歩くのかな?を調べるために、
僕たちが、通行人をストーキング(後をつける)してみた。
…女子高生の5人組の後ろとかをね、追うわけですよ…笑
いや、そんなに楽しいものではないですよ💦
「池袋駅東口⇒まち」と「サンシャインシティ出口(まち)⇒(主に駅)」
の2通りの人の流れを書いてみました。
結果は、↓こんな感じ。
「池袋駅東口⇒まち」
「サンシャインシティ出口(まち)⇒(主に駅)」
やっぱりサンシャイン60通りの人通りの多さが伺えます。
「駅⇒まち」の方ではサンシャイン60通りへみんな集まってきて、
「サンシャイン⇒まち」では、(はじめは必ずサンシャイン60通りから始まるけど)
余り他の道を通らずに、サンシャイン60通りを上って駅に向かうことが多いみたい。
③交通量調査(豊島区より)
これは、交通量調査の結果。
豊島区が実施した調査で、道端に座ってずっとカチカチやってたみたい。尊敬。
やっぱりサンシャイン60通り(赤く囲んだとこ)が、圧倒的賑わいを見せています!
まちの南北で、ここまで差があるのですね。
↓おなじみサンシャイン60通りの写真
見つけた課題
サンシャイン60通りに賑わいが集中しすぎているよね。
それは、他の街路に魅力とか、個性がないからなのでは?
もっと歩行者が歩きやすかったり、ゆっくりできる空間が欲しい!
2050に向けて
そんな課題がある池袋は、今変わろうとしています。
まちの北側(図の上側)に、劇場などが入る、「ハレザ」が、
東側(図の右側)には、映画館やショップが入る「シネマコンプレックス(シネコン)」ができます。
つまり、池袋は、今よりもっと広い範囲でにぎわうことが期待されてます!
それを支える街路にしないと!
そして、この駅まち周辺には、たくさんタワーマンションが建っていて、住人が増える見込み。
その住人達にも、価値を感じてもらう街にしたい!
と思いました。
コンセプト
「にぎわいが広がり、憩いがつなぐまち」
こんな感じです!笑
具体的提案!
A:「都市の縁側」へ
作った模型と、イメージ図です!
いい感じ!
左奥側はカフェ、左手前側はレストラン
右の手前には、蔦屋書店的なものが入るといいかな!と。
パブリックな空間であり続けるように、縁側に座れるよう詳細設計も工夫。
例えば、
サンシャインシティとかで買い物をしたJKが立ち寄って、
ゆっくり休んで、ストーリ―にあげて、取り留めもない話をしたり、
マダムがハレザ(劇場)に行く前に、ランチをしたり、
池袋在住の若いカップルが、ディナーを食べたり、
そんな道になればよいな~。
B:語らい歩く四季の径
現在の2車線を1車線化。歩道と車道を分離。
舗装も明るく、歩道を広く。
街路樹は、様々な種類のものを植え、四季を楽しめるように。。
木陰にはベンチも置いてます。
例えば、
ハレザで劇を見た夫婦が、感想を語らいながら歩いたり、
サンシャインシティで空飛ぶペンギンを見た家族が、
ベンチで動画を見直したり。
c:にぎわいと憩いの結び目
にぎわうB の通りと、憩いのAの通りを結ぶ、この通り。
もともとの面積の広さを生かし、人々がゆっくりとどまって、お話もできるように。
中心には、自転車道路を作り、駅から一回り外の街へとつなぐとともに、
シェアサイクルのポートも用意。
例えば、
アイスクリームを買った子どもたちがここでゆっくり食べたり、
自転車で近隣からやってくる人が、ここを起点に駅まちを歩いて楽しんだり。
大変だったけど、実りの多かった演習
今回は、見えやすいところを中心に書きました!
けど、実は、デッキの幅とか、車道の幅とか、街路樹の間隔とか、
色々と詳細を詰めたりしています。
まあその辺は需要ないと思うので、しまっておきます。
とても大変な演習でしたが、実りは多く…
現地に行くことでの気づき
提案は複数出せ!
デザインはパクリ(ケーススタディ)
規制
手を動かす
プレゼン力
デザインしないこともデザイン
物語を描く
言葉はプラスチックになっていないか
個性とは?
グループの中で自分のバリューをどう発揮するか
などなど、学んだことはたくさん!!
またの機会にそれぞれ記事にしたいくらいです!!
ってことで、池袋は2050年、どうなっているのでしょうか???
52歳になるまで、楽しみに生きてゆきたいと思います!!